背骨のS字カーブとは

背骨は横から見ると緩やかにS字を描いており、これを「S字湾曲」といいます！

このS字湾曲は、重たい頭を支えるためにサスペンションの役割をして重力や負担を分散させる役割があります。

そのため、人間はS字に背骨が曲がった状態が正しい姿勢と言えます！

S字が崩れるとどうなる？

背骨のS字が崩れてしまうと「猫背」や「反り腰」という状態になってしまいます。

もっとひどい状態だと、正面から見た時に背骨が曲がっている「側湾症」や、背骨が真っ直ぐになってしまう「ストレートバック症候群」というものがあります。

このような姿勢が続くと、「腰痛」などの原因になってしまうため、姿勢を整える必要があります。

S字カーブが崩れる原因

S字カーブが崩れる原因はいくつかあります！

• 長時間の悪い姿勢

デスクワークやスマホ操作で長時間前かがみの姿勢をとることで、猫背になりやすくなります。

• 筋力の低下

背骨を支える筋肉（脊柱起立筋・腹筋・骨盤周りの筋肉）が弱ると、正しいS字カーブを維持できなくなります。

• 体の使い方のクセ

片足重心で立つ、足を組む、前かがみで作業するなど、日常的なクセがS字カーブを崩してしまいます。

• 運動不足

運動不足によって背骨周りの筋肉が固まり、正しい姿勢を維持できなくなります。

S字カーブを整える方法

S字カーブを整えるには、ストレッチやトレーニング、日常生活の意識が大切です！

• 猫背・反り腰を改善するストレッチ

・胸のストレッチ：猫背の人は胸の筋肉（大胸筋）が硬くなっていることが多いため、壁に手を当てて胸を開くストレッチが効果的です。

・腰のストレッチ：反り腰の人は腰が過剰に反っているため、仰向けになって膝を抱え込むストレッチが有効。

• 正しい姿勢を支えるトレーニング

・ドローイン：お腹を凹ませるように力を入れてインナーマッスルを鍛える。

・プランク：体幹を鍛え、正しい姿勢を維持する力を強化する。

・ヒップリフト：お尻や腰回りの筋肉を鍛えて、骨盤の安定性を高める。

• 日常生活での姿勢を意識する

・座るときは骨盤を立てて背筋を伸ばす。

・デスクワークの際は、画面の高さを調整して目線を上げる。

・立つときは、左右の足に均等に体重をかける。

まとめ

今回は、「背骨のS字」についてご紹介しました！

猫背や反り腰などの「不良姿勢」は背骨のS字湾曲が歪んでいます。

パーソナルジムRING FITで、身体を整えるようなコンディショニングやトレーニングをすることで、姿勢を改善していき